発達障害の弱点を克服するために悪戦苦闘

2024年4月・・・ブログ再開。三日坊主にならないよう頑張ろうとするが・・・不器用に人生を生きています。「人間社会も弱肉強食」であり、自分は望まぬとも食われる側の人間になっています。腐りきったバッドエンドに抗いたい!

自分に対してADHD疑惑を持ったきっかけ

僕の人生は傍から見れば、
普通に進学し、就職し、精神を患いしばらくのニート期間の後、また就職している。
別段、珍しくもない人生だ。

そのまま過ごしていれば、自分がADHDだと気づかずに
ただ「辛いなぁ」「ついてないなぁ」と思いながら
毎日を過ごしていたことだろう。

しかし、「辛いなぁ」の原因の一端がADHDであると判ったのであれば、
ただ単に「ひたすら地味に不運なだけ」というよりも「ADHD傾向がある」方が、
対応策を考えやすいはずだ。


で、疑惑を持ったきっかけは、
現職場のある上司に悩みを何回か相談していたのだが、
ある日「お前はADHDだよ」と言われたことからである。

いきなり人に対してそのセリフを言うのは
普通に考えれば失礼なことなんだけど、
上司なりの経験や知識からそう言ったのである。
何を隠そう、上司自身がADHDであり、
奥さんも、息子もその傾向があるのだと言う。
僕から見たその上司は、確かに、周りから浮いているところもあるが、
愛嬌があり、前向きな姿勢で弱者には救いの手を差し伸べることから、
自分にとっての数少ない仲間のように思えた。
それで、上司は彼なりにやはり「生きづらい」というのを感じながら生きているらしく、
僕の行動や発言を見ていて気づいたらしいのだ。
「辛いのはよくわかる」
「これは俺たちが先天的に持って生まれたものだから、治す方法はない」
「でも、普通の人に近づける事はできる」
「俺たちには普通の人にはない能力もあるんだ」
と励ましてもらった。
思わず、涙が出てしまった。
今まで、誰もこんなこと言ってくれる人はいなかったし、
誰も自分の「例え方の難しい生きづらさ」に言及してくれる人はいなかった。
「怠けてるだけだろ」とか「それは気合が足りないからだ」とか
「甘い考えだ」とか・・・
そんな言葉はもう聞き飽きていたから。
「自分は必死に真面目に生きている(つもり)のになぜ辛い目に遭わなければならないのだろう?」
その答えの一端が判った気がした。
今の仕事は期間限定の仕事であり、一生続けることはできないものであるが、
この仕事をやっていて一番の収穫は何かと聞かれたら、
間違いなく、この上司にADHDを指摘してもらったことだと言える。